No Doubt

ジャニーズは心のエステです

無題

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貴方を好きになった時、一つ諦めたことがある

 

この恋を失うことがあれば、深い溝を埋めてくれる代わりのものは、
決して存在しないということ

 

その溝に挑むものがあろうと、それは私にとって
愛ではなく“愛のようなもの”
恋でもなく“恋のようなもの”

義足や義手のようなものだ

 

それでも、出会ったことを後悔する日は来ない
本当の孤独を知る幸福がわかってしまったから

 

AM0:00 × Fuma

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ガランとしたホームに、虫の声だけが響いている

 

 

“先輩は、彼女いるんですか?”

“どういう女の子がタイプですか?”

“お休みの日は何をしてるんですか?”

 

 

聞きたいことはたくさんあるのに

 


「終電、消えちゃえばいいのに」


そう言っていた

 

 


先輩はフフッて口元に手をあてて、笑った

 


風「終電なんか、俺がいつでも消してやる」

 


急に視界が真っ暗になって、先輩の匂いが肺を膨らませた

 


風「ほーら、消えた」

 

 

プシューっとドアの閉まる音がして、終電はガタンゴトンと夜に飲み込まれていった

 

もう戻る方法がない

この恋と同じ

 

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 #セクゾで妄想
#ワンシーンLoveStory

食卓にて × Fuma

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仕事を終え帰宅すると、食卓には焼死体のような鶏肉が並んでいる

 

 


風「ナニ…これ」

 

 


「ごめん…手羽先…だったんだけど…中は無事だと思うから」

 

 


風「いや、そういう問題じゃ」

 

 


「…ごめん、なさい」


ばつが悪そうに下を向く彼女

 

 


でも、最初から責める気などなく、
むしろ優勢になった幸せな気持ちが噴出してしまう

 


風「あはははははっ!腹いてぇっ!」

 

 


「笑うところ!?」

 

 


風「だって、こんな真っ黒の手羽先を出しても、

俺には嫌われないって思ってんだなーって笑」

 

 


「ち、違うよ!」


慌てて否定する彼女が愛しくて、少しきつめに抱きしめてしまう

 

 


風「俺の愛がそれくらい疑いようのないもんだって、

お前が思ってくれてるんだなって」

 

 

コクっ…

気まずそうに彼女が頷く

 

 

風「ま、お前は俺の気持ちにあぐらかいててもいいよ、ずっと」

 

 


「殿下、そんなつもりは毛頭ございません」

 

 


風「俺をイジるな笑」

 

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#セクゾで妄想
#ワンシーンLoveStory

ヒトリゴト × Shori

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付き合い始めて3ヵ月
まだまだ初々しい僕ら

昼下がりの僕の部屋

大好きなビートルズ特集を読んでいる僕
テレビを見ながらサイダーを飲んでいる君

 


「ねぇ、このアイドルかわいいよね~!私もこんな顔になりたいなぁ」

 


勝「うん」


僕は雑誌から目を離さない
君の方が何倍もかわいいけど

 


「あー!このタピオカのお店、今度行きたい!

でも最低2時間待ちかぁ…勝利は並ぶの嫌いだもんね?」

 


勝「う…ん」

 

わかってないなぁ
君が喜んでくれるなら、2時間くらい全然余裕だけど

 


「勝利って、趣味に没頭してると全然話聞いてくれないよね!」

 


勝「…うん」

 

聞いてるよ、全然聞いてる
おかげでビートルズ特集まだ1ページ目

 

 

「ね、私のコト好き?」

 


勝「うん」

 

かわいい罠には引っかかってあげる

 


「もー!やっぱり全然聞いてないでしょ!?」

 


勝「うん?笑」


少し機嫌を損ねた君もかわいいから大好きなんだ
イジワルしてごめん笑

 


「また『うん』ばっかりじゃん!」

 


勝「全部言えたら楽だな~って」

恥ずかしがらずに

 


「え?どういう意味?」

 


言葉の代わりに君を抱き締めて言う

 

勝「こういう意味」

 

 

「…うん」

 

 

勝「俺の『うん』移った笑 顔、赤いけど?笑」

 

 

「ちょっと暑いだけ!」

 

 

勝「うん笑」

 

わかってるよ
女の子には言い訳が必要なんだよね

 


シャンプーの香りに触れて、鼓動が早くなる
胸元が見え隠れして、思わず目を逸らす

エアコンの温度を下げようとリモコンに手を伸ばした
この後、汗をかくかもしれないから

その時は「だって勝利が…」って、僕のせいにしていいよ

 

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#セクゾで妄想
#ワンシーンLoveStory

 

 

8月32日 × Fuma

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「風磨…ってさ、好きな人…いる?」

 

 

風「…なんで?」

 

 

「いや、その、友達がね風磨のこと好きっぽいから…、聞きたいかなって…」

 

 

風「…ふぅん」

 


夏音を覆い隠すようなような沈黙

どうせ散ってしまう恋なら、8月のカレンダーと一緒に消してしまいたい

そうすれば、また明日から笑って会える

 


そう思っていたら、突然、並んで歩いていた風磨の足が止まる

 


「風磨…?」

 


風「…おめーだよ。いい加減気づけ」

 


そう言われ、ピシッと額を中指で弾かれる
脳震盪が起こったような衝撃

 


「えっ?えっ?」

 


風「あーあ。その友達に顔向けできねーな?裏切り者じゃん?笑」


彼はニヤリとして、栗色に艶めく美髪を撫でた

 


「えっ?えっ?」

 


風「大丈夫?暑さでやられた?」

 

 

「…ちがうの。ごめんなさい。友達じゃない。私が聞きたかったの」

 

 

風「ぷっ。んなこったろーと思ったよね笑 俺をなめんなよ?笑」

 

 

「ってことはその…」

 


風磨の長い指が、私の手を包む
首元を湿らせる汗も染まる頬も、この夏のせいにして

 

 

「…あ、明日から9月だね。夏、終わっちゃうんだ。風磨と過ごしたかった」

 

 

風「じゃあさ、明日は8月32日ってことにすればいいんじゃね?俺、天才!?笑」

 


風磨がこの夏を延長してくれる

 

アスファルトを歩くペットも、干からびた溜池も、紫外線を浴びる肌も、

もう少しだけ、我慢してね

 

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#セクゾで妄想

#ワンシーンLoveStory



 

2時間の初恋 × Shori

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火の花 × Shori - No Doubt のサイドストーリーです。

 

 

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親友「あーあ。今年こそ彼氏と来る予定だったんだけどなぁ。
浴衣の着付けだって完璧だし?って、聞いてる?」


親友とこの花火大会へ来るのも今年で6回目


「うん。聞いてるよ」

 


親友「彼氏、欲しくない?」

 


「欲しいけど…好きな人もいないし…現実的じゃないかなって」

 


親友「はいはい。相変わらず奥手って言うか」

 

 

夜空を切り裂いたかと思えば、一瞬にして大輪の花を描き、
観衆の視線を独り占めする

瞳を喜ばす夏の風物詩
毎年変わらぬ風景

 

 

ふと、斜め前のカップルに目が止まった
なぜなら、他のカップルとは明らかにその距離感が違う

彼氏と彼女…じゃないのかな
だとしたら友達…?

 
長い間止まっていた心臓を揺り動かすような轟音が鳴り響く
直後、暗闇にぱあっと浮かび上がったそのカップル(?)の青年

 

心に落ちたのは、本当に花火の音だったのか
落雷、だったのではないかと思うほどだ

 


「…綺麗」

思わず呟いた

 


その後は、夜空の演舞の記憶が薄れている
代わりに焼き付いているのは、

少女マンガから飛び出してきたような彼の美しい横顔
非現実的な理想の中にだけ生息しているような彼の姿だった

 


気が付くと、ぽたぽた、思いが零れていた

 


親友「えっ!何、どうしたの!?」


気付いた親友が慌てている


「綺麗だなぁって。感動しちゃって」

 


親友「今さら!?毎年見てるじゃん!?」

 


「そうなんだけど、なんか、今年は特別、だなって」

浴衣の袖で下瞼を拭った

 


「ごめんね。びっくりさせちゃったよね」

 


熱風がまとわりつく
あたりの雰囲気がガラッと変わる
夜空は佳境に差し掛かった


一つの花が散る前に、次の花、そしてまた次の花が、
間を置くことなく打ち上げられていく
重なった花々は、それぞれの境界がぼやけ、今までで一番大きな火の花となった


するとあのカップルの距離が近づいた
彼の手が彼女の背中に回されている

 

うまく行ったんだね…
幸せそうな二人の背中を直視できず、視線を落とした

 


親友「好きな人くらい作りなよ~来年は高校卒業なんだからね?」

 


「好きな人、いた」

 


親友「え!?だれ!?」

 


「名も知らぬ君、なんてね笑」

 


親友「はぁ?」

 

 


たった2時間の初恋は、火薬の残り香と共に星空へ吸い込まれた


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#ワンシーンLoveStory

火の花 × Shori

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ラストシーンに色とりどりの花が添えられる
それだけがせめてもの救いだ

 


勝「もう来ないかと思った。何度も連絡したのに」

 


「…ごめん。スマホ、家に忘れてきちゃったみたいで」

 


勝「こんな時に忘れるかね。会えなかったらどうしようかと思った」

 


だって…会いたくなかった
会わなければ、終わりも延期できると思った
でもそんなのは問題を先送りにするだけだよね

 


私たちは少しも目を合わせず、夜空を見続けている

 


「綺麗だね。付き合い始めた日もここで見たよね」

 

 

勝「うん、そうだね」

 
本題に差し掛からないように、自然と外堀をつつくような会話になる


遠距離になって1年
それぞれのコミュニティで過ごす時間が増え、二人の時間は減っていった

 

このまま自然消滅した方が傷つかないで済むんじゃないかと思ったけれど、
真面目な勝利のことだから、終わりはきちんとしたいのだろう

 

何度打ち上げても、結局勝利の心に咲けなかった私の気持ち

地鳴りを響かす大輪の花は、一歩一歩エンディングへと私たちを連れてく

 

愛しい横顔を見るのもこれで最後
瞳のシャッターを何度押しても、この瞬間はすぐに消えてなくなってしまう

 


「勝利…」

 


轟音にかき消されて、どうか彼の耳に届かないで

 


勝「うん…?」

 


終わりが来るなら、始まりたくなかった
でも打ち上がったら、もう元には戻れない

観念して私は口を開く

 

 

「楽しかったよ。付き合い始めてすぐ遠距離になっちゃったから、
あんまり一緒にいられなかったけど」

 


勝「……」

 


「来年、この景色に勝利は誰といるんだろ。嫌でも考えちゃうな…」

 


鼻につく火薬の香りは、別れの合図
熱風と嫌な緊張感で、ジトっと肌に張り付く浴衣


勝利…何か言ってよ…


その時、一瞬にして昼のように明るくなった

次々と火の花が打ち上げられては、夜空から零れ落ちる

クライマックスだ
つまり、まもなく終焉

 


勝「おんなじ、だよ」

 

 

勝利は夜空を見上げたまま言った

 

 

「えっ?」

 

 

勝「今年と変わらない」

 


「そんなわけ…ないよ。だってもう私たちは…」

 


勝「…俺らはさ、まだ始まってなかったんだよ」

 

 

「始まってなかった…?」

 

 

勝「そう。だから今日から始めよう。去年の今日に戻って」

 

 

覚悟していた
勝利の洗練された横顔も、優しい手も、心地いい声も
今日、全部ここに置いて行くんだって


鼻をすすった私に気づいて、勝利がそっと背中に手を回してくれた

 


勝「今日、花火がますます好きになった」

 

 

「…どうして?」

 

 

勝「俺らの代わりに散ってくれた気がするから」

 

 

「らしくないこと…言うね。詩人?にでもなった?笑」

 

 

勝「おいっ!バカにしてるだろ」

 

 

「し、してないよ!笑」

 

 

勝「まーいいけど。すげぇ綺麗だったから」

 

 

「花火?」

 

 

勝「と同じくらい……言わないわ」

 

 

夜空を染めあげた火の花
轟音と共に、心を揺らし彩る夏

 

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#ワンシーンLoveStory