No Doubt

ジャニーズは心のエステです

メロウナイト × Shori

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「あたしは、好きだから、勝利のこと」

 

ドリンクホルダーに置かれたアイスコーヒーが揺れる

 

勝「…うん。車、出すよ」

 

車内で浮遊する私の気持ち
なかったことにされたのね

 

車も疎らになる深夜1時
彼女の特等席で気持ちを伝えた

私のものになればいいのに

 

右折、左折、ハンドル操作する度に柔軟剤がはじけた
受け取り手が不在の「好き」に華やかさを添えてくれる
彼の償いのようで、とても悲しい

 


勝「次の赤信号で、返事する」

一言だけ呟いて、アクセルを深く踏み込んだ


ひとつ、青
ふたつ、青
みっつ、青

 

はやる気持ちはもう速度オーバー

 

よっつ、青


いつつ…青になったばかり


けれど、先ほどまで全く見えなかった擦れ違う運転手の顔がはっきりと確認できる


バックミラーに視線を移した
後方車は来ていない

 

彼の右足は重みから解放されたようだった

 


黄色…
そして赤

 

 

勝「別れたんだ、俺。だから…」

 


操作されるのもいい
焦らされるのもいい

 

朝日が香り出すまで、もう少しこの夜に閉じ込めておいて

 

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#ワンシーンLoveStory

Mr.Sweet × KENTY

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真夜中の道をもうどれだけ歩いたのだろう

 

29歳を迎えた当日にやってきたのは、

期待していたプロポーズではなく、婚約解消だった

 

今頃は大好きな彼の腕に抱かれて、眠りに落ちているはずだったのに
残念ながら、左手の薬指が幸せな重みで満たされることはなかった

 


「…どうしてよ…っ、どうしてなの…っ、

それに夜こんな寒くなるなんて聞いてないよっ…!ばか!」


泣きながら夜道をフラフラと歩いていると、1台の車が横に止まった
車の窓が開け放たれると、フワッといい香りが鼻を喜ばせた

 

健「ねぇキミ、どこまで歩くつもり?2、3キロ手前のコンビニでも見かけたんだけど」

 

「…し、品川ですけど」

 

健「え?キミ東京の人じゃないの?ここ豊島区だよ?

普通に歩いても3時間くらいかかるよ。

…そのヒールじゃあ、朝になっちゃうだろうね」


その男は車を降りると身に着けていたトレンチコートを脱ぎ、羽織らせてくれた


健「何があったか知らないけれど、キミみたいな美しいレディが真夜中に、
そんな恰好で一人で歩いてちゃダメだ。さぁ乗って」

 

私は普段こんな言葉にほだされたりはしない
知らない男の車なんかに乗ったりはしない

 

でも…今日は、今日だけは誰かに側にいて欲しかった
一人でいたらどうにかなってしまいそうだった
というか、真夜中にフラフラ歩いていることが、
既にどうにかなっていた何よりの証拠なのだけれども

 

それに彼は、直観だけど酷いことをしてくるような人には見えなかった


「ありがとうございます。あのあなたは…?」


健「俺?そうだなぁ、Mr.タクシーとでも呼んでくれたまえ笑

プリンセスを安全にお送りしますよ笑」


「ぷっ笑 Mr.タクシーって!!!」


健「あ、笑ってくれた笑 渾身のボケが救われてよかった笑」


対向車のヘッドライトは、暗闇から美しい横顔を幾度も掬い上げた
その度に、先ほどの絶望感が和らいでいくようだった


健「とりあえず品川方面に向かいますね」


「はい、ありがとうございます」


ところが少し走ったところで、安心して気が緩んだせいか、
今さら晩酌の酔いが回ってきたのか、気分が悪くなってしまった


「あの、すみません。車止めていただいてもよろしいですか。

気分が悪くなってしまって」


健「大丈夫?そこで少し休もう」

彼は目の前のホテルの駐車場に車を止めた

 

「え…あ、あの…?ここ…?」

 

健「このあたり車が多いから、部屋で休んだ方がいいよ。空いてるみたいだし」


…婚約破棄された誕生日に見知らぬ男とホテルって…
私…何やってるの…いいのかな…


健「何?早く降りて?」

 

「いや、でも…その…」

 

車を降りるのを躊躇した

 

健「気分の悪い子を無理やり襲うような男に見えるのかな、俺は?」

 

「………」

 

健「見えるとしたら気を付けないとな。俺、イメージ商売だからさ。

第一印象とか超大事なのよ」

 

「え?意味がよくわからないんですけど…」

 

健「わかんないか…俺もまだまだってことだな。ほら大丈夫だから、おいで」

差し出された手につかまり、車を降りた

 




健「ワンピース疲れちゃうでしょ?バスローブに着替えて」


言われた通りに着替え、ベッドに横になった
彼は浴室からもってきたタオルを冷やし、額に乗せてくれた


「ありがとうございます…すみません。初対面なのにこんなことまでしてもらって」


健「いいんだよ。辛そうな女の子放っておけないよ。

あ、さっきより顔色良くなってきたね」


優しくされて涙が溢れてくる


「…今日、誕生日だったんですけど、婚約者にフラれちゃって…ひっく」


健「うん、そっか…それは辛かったね…」


「笑ってもいいですよ…」


健「笑うよりも先にすることがあるな」

 

「…え?」

 

健「お誕生日おめでとう」

 

びっくりして額のタオルが落下した

 

「あ、あ、ありがとうございますっ…」

感激し、溢れそうな涙を誤魔化そうとした

「あ、あの、ここって何時までですか?明日お仕事は?」


健「大丈夫だよ。起こしてあげるから安心して眠って。
お誕生日のプリンセスを一人にして帰ったりしないから笑」


優しい眼差しが私を包んだ

素性のわからない男とホテルに二人きり
あの時はフラれたショックでどうにかしていた、と言い訳を考え始めていた

 

彼の唇を親指でなぞり「キス…したい」と口に出していた

 

健「素直な女性が好きだよ。キミのような」

そう言って、優しく唇を重ねてくれた


自然と彼の首に腕を回していた
キスは次第に深くなる
彼はバスローブの紐に手をかけた

健「また気分が悪くなったら、ちゃんと言ってね」

優しさに再び涙が出そうになった

 

健「キミの大切な誕生日に、俺と出会ってくれてありがとう。
不謹慎かもしれないけれど、神様のイタズラに感謝してるよ」

 

彼はゆっくりと私に体重をかけた
脳に充満する首筋の香り
女の嗅覚は優れている
必要な遺伝子を匂いで嗅ぎ分けるのだ
あなたの全てを注いで欲しい
私の細胞はそう言っている

 

そして彼は、私のボロボロになった踵にそっと口づけした

健「痛かったね。でももう大丈夫だよ。全部俺にちょうだい」


このまま一生、分離せず、彼の体に溶け込んでしまいたかった
どんなスイーツでも再現できない甘い甘い夜の出来事だった



翌日、優しいキスと優しい腕の中で目覚めた
昨晩の悲劇がすっかり上書きされたような朝


健「おはようプリンセス。お目覚めはどう?」

 

「とてもよいです…ただ」

 

健「ただ?」

 

…昨晩の容赦ない愛され方のせいで、立ち上がれそうにありません…

 

「なんでもないです笑」

 

健「なんだよ笑」

 

「あの…」
きちんとお礼を言おうとして、上半身を起こすと

 

健「全裸で立ち上がらないの笑」と抱き寄せられた

 

「あ、ご、ごめんなさい!」

近くのバスローブに手を伸ばす

 

健「もう一回したくなっちゃうだろ?笑」

と私の首筋にキスを落とした


健「さて、俺はそろそろ行くけど、チェックアウトまでゆっくりしてって。
家まで送れなくて悪いんだけど、駅まで行けばタクシーあると思うから」

テーブルには1万円札が置いてあった

 

「何から何まで本当にありがとう…どうしてここまでしてくれるの…?」


健「俺の仕事は女の子を幸せにすることだから」

 

「女の子を幸せに…?」

 

健「うん」

 

ま、まさか男娼…!?

「お金…お支払いするべきだった!?」


健「ぷっ笑 キミ面白いこと聞くね」

 

健「そうだなぁ…昨晩はキミだけのために用意したステージだから、

お代はキミの笑顔で十分だ。あ、そうだこれ食べて」

 

トレンチコートのポケットからチョコレートのパッケージを取り出した

 

「ありがとう…」

 

彼は手際よく身支度を済ませ、部屋を退出した

その後、名残惜しさを感じながら、私も部屋を後にした

 

 

連絡先を聞けばよかったなぁ、でもさすがに図々しいかなぁと思いを巡らせ、
駅でタクシーを待ちつつ、先ほどのチョコレートを取り出した

 

ガルボ…?」

最後にチョコをくれるなんて、どこまでもスイートな彼だった
一粒口に含む


「んーなんか新触感かも!?」

 


\ああ!やっぱガルボ触感すごいわぁ!/


突如彼の声が聞こえたような気がして、街頭のビジョンを見上げた


\ええ、チョコだよねこれ!?/
\これは、食べてみないと~!/


そこに映っていたのは、間違いなく彼だった


「…う、うそ…!CM!?芸能人!?だったの!?」

 

 
謎多き彼の素性が発覚したので、ライブへと足を運んだ
多くのファンが賑わう会場はすごい熱気だった

曲の間奏で激しいダンスが繰り出される中、彼と目が会った

 

健『マ・タ・ア・エ・タ・ネ』

忘れられない唇は確かにそう形作られていた

 

あの夜の甘さを思い出し、自然とペットボトルに手を伸ばしていた

 

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お時間が許せば、勝利くんの「Mr.Bitter」もいかがでしょうか~

 

 

シンデレラの帰り道 × KENTY

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友達「よーし、んじゃ二次会行くぞー!」

時計を見ると、23:00を回っていた

 

友達「○○ちゃんも行くでしょ?」

 

「うん、もちろん。明日休みだし。どこ行く?」

 

健「いや、お前は帰れ」


「はぁ?なんでよ?健人も行くんでしょ?」

 

健「俺は男だからいーんだよ。お前は女だろ!0時までには帰って寝ろ!」

 

「はぁ?成人してるのに?

ってかなんで健人にそんなこと指図されなきゃいけないわけ?」

 

健「夜中まで酒飲んでると肌荒れるし、マジあり得ないから。俺的には無し!」

 

…俺的にはって、彼女でもないのにさ…

あいつの…健人の女性に対する扱いは色々度を越していると思う
もちろん私だけ特別というわけもなくて…

 

この間のサークルの新歓では、1年生の女子に対して、
「これ以上飲まない方がいいよ。

隙を見せるのは、好きな男の前だけにしなよ」と諭していた

 

王子かよ!あの顔で言うことまで王子なのかよ!?

と陰で聞いていた私は思わず突っ込んだ

 


「もーわかった。帰るよ。健人送ってよ」

 

健「いいよ。んじゃ俺も帰るわ。またな~」

 

そう言って飲み会のメンバーから離れ電車に乗り込んだ

 


健「うっわ。マジ混んでる。お前フラフラすんなよ。こっちこいよ」

 

混雑した車内で腕を掴まれ、出入口の角に押し込められる
健人は私がつぶれないように、手すりで必死に堪えていた

それでも私は、もっと混めばいいのに…
そしたら健人にくっつけるから、と思っていた

 

願いが通じたのか、次の駅でさらに人が乗り込み、
とうとう私と健人の距離はゼロになった

 


健「ごめん、あと少しだからちょっと我慢して」

 

「うん…」

 

私は下を向いて小さくうなずいた
健人の逞しい胸板に初めて触れた瞬間だった

息苦しいのは混雑のせいじゃない
大好きな健人にこんなに密着してるから


そして次の駅で下車した

 


健「うっわ。マジ混みすぎ。あんな電車女の子一人でぜってー乗せらんないわ」

 

「…ありがと。健人はさ、女の子にはほんと優しいよね」

 

健「まぁね。母親がそういうの厳しかったし。中島家は超レディーファーストだから」

 

「そうなんだ。素敵なお母さんだね」

 

健「…まぁ端から見ればね。俺からしたらただのスパルタよ?笑

ってさ、お前んちここ真っすぐだっけ?」

 

「うん、もうすぐ」

 

健「いや、でもさ、さすがに遠すぎじゃね?もう30分も歩いてるけど」

 

…ヤバ…実は遠回りしたなんて言えない

 

健「シンデレラタイムが終わっちまうぞ~」

 

「0時回ったら、魔法が解けちゃうんだね。シンデレラごっこはおしまい…か」

 

健「そうですよ、シンデレラ。ちなみにこの流れだと、シンデレラを家まで送る俺は馬車か?0時回ったらまさかカボチャ?」

 

「あはははははは!」

深夜の住宅街に笑い声を響かせてしまった


健「笑い事じゃねーぞ。俺は王子がいい!」

 

「はいはい、健人はカボチャより王子が似合うよ笑」

 

健「ったく、当たり前だろ!」

 

くだらないことにいちいち本気になって、
大人なのに子供みたいなところもあって…ほんとかわいい


健「さて、シンデレラ…?

同じところを2週していることに王子の俺が気づいていないとでも…?」

 

「えっ、…気づいてた?」

 

健「普通気づくだろ…なんなんだよお前…」

 

「ご、ごめん…もうすこし一緒にいたくて…」

ってあー!!!言っちゃった!どうしよう!絶対引かれる!
何とか友達の距離を保って2年間やってきたのに!

努力が水の泡だよ!

 

けれど、彼の返答は思いもよらぬものだった

 

健「……俺も笑」

 

「えっ!?」

 

健「ということでシンデレラ、予定変更です。カボチャの馬車がガス欠なので、
シンデレラのお屋敷?じゃねーな、物置?に泊めていただきたいのですが」


「馬車なのにガソリンで動いてたの!?それから人んち物置呼ばわり!?」

ち、ちがう、こんなこと言いたかったんじゃなくて…

つい友達の返答になっちゃうよ…

 

「その、け、健人って私のこと好きだった!?」

 

彼は、少し間を置いて言った

 

「せっかく気持ちを伝えてくれたレディに恥をかかすわけにはいかないだろ」

 

…なんだそいうことか、がっかり

期待させておいて、やっぱり私たちの距離は縮まない

 

健「なんてね笑 お前が鈍感すぎるせいで、俺らの恋愛も遠回りだよ!今みたいに!」

 

「え、うまw」

 

健「感心してる場合じゃないだろ」

彼はそう言って、額をペチッと叩いてきた

 

「痛…なにすんの」

 

私は自分の額に手をあてた
彼はその手をゆっくりどけて、わざと音を立ててチュっとキスした


健「さぁ、本当のシンデレラタイムの始まりです」

 

「え?これから?」

 

健「そうだよ。お前知ってる?本当のシンデレラタイムは寝れないからね?笑」

 

「え、さっき0時までには寝ろって言ったじゃん!」

 

健「俺のシンデレラ以外はさっさと寝ろってことよ」

 

「はあああ?意味わかんない!」

 

もう!!

かっこよくて、気が利いて、賢くて、言葉がお洒落で、優しくて、健人大好き!!

 

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おまけちゃん☆彡

 


「ねー健人ってさ、アイドルやってそうだよね。適職だと思う」

 

健「なんで?」

 

「かっこよくて面白くて女の子をたくさん幸せにできるから」

 

健「そうかな?」

 

「別の平行次元では、健人はアイドルやってるかもね~。なんてね」

 

健「あーパラレルワールドってやつね。おもしれーなー。
ま、でも俺はこっちでいいよ」

 

「こっち?」

 

健「アイドルの平行次元で、お前の妄想世界の健人」

 


おしまい☆彡

 

 

忘れられない花 × ストロベリーキャンドル × 健人

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忘れられない花シリーズ第二弾アップしました。

にて公開中でございます。

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都合の悪い女 × Fuma

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どうか大人にならないで欲しい
叶うわけがない、俺のワガママだというのはわかっている



4つ年下の彼女は、3歳の時に隣に引っ越してきた
俺が7歳の時だった
兄弟がいないというので、よく遊んでやった
おかげで、彼女のご両親であるおじさんとおばさんからも色々良くしてもらい、
俺らは本当の兄弟のように育った

俺の愛情を一身に享受し(贅沢なことに、と自分で言ってしまうが)

すくすく育ったのはいいが、いつまでたっても甘ったれで少々困り果てている

 

彼女が15歳中学3年生の時

「パンプスのヒールが折れて歩けないので、迎えに来て欲しい」とSOSがあった
テスト期間中だった俺は「赤坂にいる」と言うので「タクシーでも拾え」と言ったが、
なんと「群馬県の赤坂」だと言うのだ
結局テスト勉強を放棄し、群馬まで数時間車を飛ばした


遡ると「私のお兄ちゃんだから!」と言って、俺の側を離れず、
同級生の女子を牽制しまくり、おかけで俺の青春はさっぱりモテなかった

どう考えても彼女のせいだ

 

彼女にとって俺は「都合のいい男」かもしれないが、
俺にとって彼女はつくづく「都合の悪い女」だ


このままでは、いつまでたっても彼女に振り回される気がしたので、
大学進学と同時に、俺は実家を出ることにした

 

引っ越し当日、彼女は泣いていたが、
「いつでも遊びに来いよ。電車で1時間くらいだし」と言ってその場を収めた

 

 

風「夏休みだからってほぼ毎日来るなよな。部活とかやってねーの?」

 

「そんなの入るわけないじゃん。めんどくさい」

 

風「はぁ!?青春しろよ!今は今しかないんだからな。後悔したって知らねーぞ」

 

「風磨と過ごすのが私の青春だけど?」

 

風「ったく…またそんなこと言って。てか、お前が家に来すぎるから、

俺は彼女も呼べないんだけど?」

 

「彼女なんていないじゃん」

 

風「…はいはいはい、どうせいませんよ。

お前がこんなに遊びに来るせいで作る暇もねーわ」


実家を出て、彼女から離れられると思ったのも束の間、
特に夏休みは、頻繁にこの部屋を訪れるようになっていた


「風磨はさ、私のせいで彼女できないとか言うけど、本気で作る気だったら、
とっくに出来てると思うんだよね」

 

風「……何が言いたいんだよ?」

彼女のこういうところが怖い
子供の振りをして甘えてきても、鋭い大人の視線で俺を見抜いている

 

「風磨だって、実は私との関係が居心地いいんじゃないの?」

 

そういうと彼女は、目の前でシャツのボタンを一つ一つ外し始めた
俺は慌てて制止した


風「おい!男の部屋で服脱ぐってどういうことかわかってんのかよ!?」

 

「わかってるよ」

 

風「わかってねーよ!さっさと帰れ」

 

「…私は風磨ならいいのに」

 

風「俺ならいいとか軽々しく言うな、マジ帰れ」

 

「私のこと嫌い…?」

 

そんな目で、そんな女の目で俺を見ないでくれ
理性がどこかに行ってしまいそうだ

慌てて彼女を帰らせた

 

嫌いじゃねーから、嫌いじゃねーからダメなんだよ…わかれよ…


長い間、本当の兄弟のように過ごしてきた俺たちが男女の関係になってしまうなんて、
考えただけでゾッとした
お世話になったおじさんとおばさんに何て言えばいいんだよ…?
それに俺の両親だってどう思うか…

 

こう見えても、人として真面目に過ごして来たという自負がある俺には、
その壁を乗り越えられるはずもなかった

 

彼女も高校3年生になり、未成年ではあるけれど、もう子供ではない
間違いが起きてしまう前に、きちんと距離を取らなければならないと思った

何より、日に日に大人の女性に近づいていく彼女を見ていると、

俺自身が今までと同じような気持ちで過ごすのは難しいと感じていた

 



風「いつまでも俺に引っ付いてないで彼氏でも作れよ」

 

「やだ!」

 

風「なんで?お前…さては…」

 

「さ、さては何よ?」

 

風「さっぱりモテないんだろ…?ぷっ。

そりゃそうだよ、いつまでたっても女らしくならねぇし。
でもな、女らしくなるためにはやっぱり恋をしなきゃダメだと思うわ」

 

彼女は、目の前にあったコーラをマジで俺にぶっかけやがった


「ばか!風磨なんて嫌い!死んで!」

 

風「死ねとか冗談でも言うなよな」


っざけんなよ…せめて水にしろよ、髪ベタベタじゃねーか…


彼女の気持ちが重い…
こんなことになるならば、もっと早く、

きちんと距離を置くべきだったのだと後悔していた



今後のことを、彼女ときちんと話をしなければならないと思い、
地元の夏祭りに誘うことにした

真夏の夕暮れ
行き交う人の汗ばんだ匂い

夏の外気を吸い込むと、なぜ胸を圧迫するのか不思議だ
物理的に水分が多いから、ということにしておいてほしい
だって、はじめて目にする彼女の浴衣姿のせいだとしたら、
それ以上にマズイことはないから

 

風「浴衣かわいいじゃん。馬子にも衣装ってやつだな」

 

「なにそれ!褒めてないじゃん!」

 

風「ぷはっ。まぁまぁ笑 たこ焼き買ってやるから怒んなって笑」

 

「自分が食べたいだけでしょ。

浴衣ピンクと迷ったんだけど、風磨大人っぽい方が好きかなって思って」

 

風「いや、俺はピンクがよかったな」

 

「もー!また意地悪言うし!(プンスカ)」

 

風「うそうそ、かわいいよ。似合ってる」

 

「素直にそう言ってよね、もう。あーあ、カップルだったら手繋げたのにね」

 

…だからやめろって、そういうこと言うの…


「この前友達に教えてもらったんだけど、花火がよく見える超穴場があるんだよ。

そこ行こう?」

 

彼女に言われるがままついて行くと、
遮るものが何も存在ない、花火が良く見える絶景スポットだった
そこには古びたベンチが設置されていた


風「おー!すげー!めっちゃ見えるじゃん。ベンチ座ろうぜ」

 

「うん。ほんとだー!花火きれー!」

 

風「めっちゃ夏って感じだわ」

 

俺は、いつ話はじめようかタイミングを伺っていた
けれど先に話し始めたのは彼女の方だった

 

「私ね、風磨が困ってるのわかってるから」

 

風「…え?」

 

「風磨が私に優しくしてくれるのって妹だからだもんね。
その、女として、女性として好きってわけじゃないもんね」

 

ぐっと気持ちを堪えて、俺は次の言葉を放つ

風「わかってんならさぁ、もう…」

 

「うん、もう家にいったりしないから。連絡もしないようにする」

 

風「…マジ助かるわ」

 

これで彼女も俺も新たな方向へ進むことができる
俺が悪者にならず、彼女から言わせてしまったことに少々心が痛んだが、
丸く収まったので良しとすることにした

次の瞬間、までは


「だからね、最後にキス…してほしいの。私、はじめてだから。
ファーストキスは風磨がいい。してくれたらもう諦めるから。

風磨の側に近寄らないようにするから」


いつもの彼女じゃなかった
いくら俺相手だからと言っても、女の子から「キスして」というのは、
本当に勇気がいることだと思う
彼女の瞳に底知れぬ決心を感じた

 

この場合の、最初で最後のキスが意味する「別れ」

 

「私ね、同じクラスの○○くんに付き合ってほしいって言われてて、
ほら、風磨も言ってたじゃない?彼氏作れって。
作ったら風磨のこと本当のお兄ちゃんって思えるかもって。
だからね」


この焦燥感はなんだ
彼女が離れてくれたらもう自由だ
何も邪魔するものはない、好きな人と、好きなだけ恋をして、
残りのキャンパスライフをエンジョイできる
それを望んでいたはずだったのに、何を迷ってるんだ俺は

次に発した言葉は思いもよらない言葉だった

 

風「……できねぇよ」


「ダメ…?そっか、そうだよね。

妹とキスなんてできないよね…風磨こう見えても真面目だもんね」


風「やめろよ、真面目とかそんなんじゃなくて…」

 

「…?」

 

「したら、キスしたら、お前もうどっか行っちゃうんだろ?!」

 

「風磨…?何言ってるの?その方が嬉しいでしょ?」


俺は彼女を抱き締めていた


「えっ…ふ、風磨…?」


彼女の背中越しに大輪の花が何重にも咲き誇っている

風「…綺麗だな。お前も大人になって、一度咲いたらもう元の花火には戻れないよな」

 

「…風磨?なに言ってるの?意味わかんない」

 

風「いいよ、わかんなくて笑 

それより明日、久しぶりにお前んち行っていい?おじさんとおばさんいる?」

 

「いるけど…?」

 

花火の光に照らされながら、しばらくそうしていた
ほどなくして彼女の腕も俺の背中に回された
そして言った

 

「風磨…なんか夢みたい。今までで一番、風磨が私の側にいる気がする」

 

風「夢じゃねーよ。だから覚めない」

 

「ほんと?嬉しい」

彼女は涙ぐんでそう言った

 



 

 ~翌日~

風磨「おじさん、おばさん、お話があります。
お嬢さんとお付き合いさせてほしいです。彼女が高校を卒業したら、きちんと」


結局おじさんとおばさんは、すんなり了承してくれたどころか、
「いつか風磨くんが息子になってくれたらこれ以上嬉しいことはないわ」と言って

喜んでくれた

なんだかんだ、自分が思う常識の中でブレーキをかけていただけだと気づいた

 


最後に前言撤回

やっぱり、大人になってもいいよ


ずっと俺の側にいてくれるなら…ね

 

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ホストクラブのキミ(続編) × Shori

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こちらの作品は、ホストクラブのキミ × Shori - No Doubt

の続編となっております。

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朝方、千鳥足で帰宅すると、そっと布団をめくり、ベッドに滑り込む
そして寝ている私を後ろから抱き締め、眠りにつく

寝息から放たれるアルコールの香りも、今や心地いい
つくづく女の順応性というものに驚かされる


「ねぇ、勝利ってば、スーツのまま寝ないでっていつも言ってるでしょ」

 

勝「ん゛ー?…うっさい…よ…zzz」


時計の針は、廊下に立たされている子供のように、
ピシッと数字の12と6を結んでいる


「今日1限から授業なの。7時半には家を出るから」


勝「ん゛ー…」


「朝食作るね」


そう言って彼の腕から逃れようとするけれど、より一層力が込められる
耳の後ろを唇の感触が走る


「ちょっと、離してって」

 

勝「…今日体温低いね。生理?」

 

「え!?なんで!?」

 

勝「お前の体のことは知り尽くしてる」

 

「…こ、このド変態!!!」

 

勝「っはははっ。うわ!叩くなバカ。いてっ」

 

 

彼は、出勤が終わるとほぼ毎朝、私の部屋を訪れるようになっていた

 


勝「あれー?出汁変えた?いつもと味が違う」

 

「…相変わらず鋭いね」

 

勝「俺、出汁にはうるさいからね」

 

「…そうだったね。あんなにお酒飲むのに、よく味覚狂わないね」

 

勝「は?酒飲みは味覚に敏感だわ」


元々夜型の私は、朝食を作るのが日課となったおかげで、
すっかり朝型に変貌を遂げた


朝食後は出勤まで寝ていく日もあれば、
夕方くらいからお客さんと同伴して出勤することもあるようだが、
勝利の生態はいまいちつかめない

 


「ねぇ、勝利?あの、その、わた、私たちってつき、つき、あ」

 

勝「…はぁ?つき?」

 

「つ、月がキレイだなって!」

 

勝「出てねーわ!朝だろ!」

 

「ごめ…ん(シュン…)」


私たちって付き合ってるの?どういう関係?
何度も出かかっては結局言い出せずじまいの言葉


小さなワンルームのテーブルの上には、
行き場を失ったあの夜の100万円が置かれたままになっている
部屋のインテリアと化しているのが実に滑稽だ


彼曰く、「俺がお前を買ったんだから、これはお前のだ」という

買われた私が彼女であるはずがない
きっと聞いてみたところで、
「はぁ?彼女のわけねーじゃん」って鼻で笑われるのがオチだよ

 


「行くね。食器片づけてね、って言ってる側からベッドに入らないでよ!」


勝「寝む…zzz」


…まったくもう



5限までの授業を終えると、外はすっかり赤みがかっている

 

友達「○○ちゃん、一緒に帰ろ~」

と声をかけられたので、一緒に帰ることにした

 

「うん♪」

 

校門を出ると、200mほど先だろうか、勝利らしき人影が視界に飛び込んできた

 

…え、こんなところで何してるんだろ…?
声をかけようと思ったが、ためらった
お店のお客さんと待ち合わせかもしれない…と
彼の前を足早に通り過ぎようとした


勝「おいっ」

 

友達「〇〇ちゃん行こっ」

友達が私の腕を引っ張った

 

「あ、う…うん。」

 

勝「おい、無視すんなよ」

 

友達「どちらさまですか!?○○ちゃんに何か御用ですか!?」
敵意むき出しで友達が言う

 

勝「俺?なんだろ、その…彼氏、みたいなもんかな」


え……!!??


友達「○○ちゃん、この人知り合いなの?彼氏なんて嘘でしょ?ホストにしか見えない。
騙されてるんだよ。お金貢いだりしてるんじゃないの?」


勝利…今、なんて言ったの…?


しばらく思考停止していたがハッと我に返り、

「…ち、違うよ。彼氏のわけ、ないじゃん…」


夜の世界のナンバーワンが、彼氏になんてなってくれるわけないんだから
なってくれたとしても、セフレがいいところだよ…


友達「そうだよね!早く行こっ!」

 

勝「…んだよ、それ」

そういうと彼は背を向け、その場から立ち去った



翌日、彼は私の部屋を訪れなかった
ベッドが絶望的に広すぎる
そして二人分の朝食は無駄になった

連絡をしてみたが返事はなく、そのまま1週間が経っていた

さすがに心配になり、久しぶりにお店に行くことにした

 


勝「いらっしゃいませ。ご指名ありがとうございます」


「勝利、元気そうでよかった。最近うち来ないね。なんかあった?

連絡も取れないし心配になって」

 

勝「別に。行きたくないから行かないだけ。行くとこなら他にもあるし」

 

「……そ、そっか。そうだよね…」

勝利の言葉にいちいち傷ついてたらダメなのは分かってる
でも…悲しい
大好きな分、苦しい

 

その場に居づらくなったので、早々に店を離れることにした

「帰る。お会計して?」

 

勝「ありがとうございました」

 


夢が覚めただけ
きっとそうなんだと言い聞かせた
だって私は1度たりとも好きとは言われなかったし、付き合おうとも言われていない
もう早起きして朝食を作るのはもうやめようと思った

どうせ本気になっていたのは私だけなんだから…

 

 

ところが、その深夜、彼が店長らしき人に抱えられながら、久しぶりにうちへ来た

 

店長「深夜にすみません。勝利がめずらしく飲みすぎてしまったみたいで。
自宅に連れて帰ろうとしたんですが、家はここだって言って聞かなくて。
彼女さんのご自宅だったんですね」


「いえ…そんな…私は、彼女…ではないです」

 

店長らしき人は一瞬「?」を表情に浮かべたが、それ以上何も聞かなかった


「明日は彼の出勤はありませんから、ゆっくり休ませてやってください」
そう言って部屋を後にした


「勝利…どうしたの?こんな風になって…それにうちに来るの久しぶりだね」

壁にもたれかかった勝利の顔に触れた

 

勝「別に何もねぇよ」

私の手を跳ねのける

 

勝「…っはは…」

 

「勝利…?」

 

勝「俺みたいな男が彼氏じゃ恥ずかしいよな?水商売の男なんて笑っちゃうよな。
そらそうだよ。お前の大学って偏差値高いみたいだしな」


私は思わず彼を平手打ちしていた


勝「いってーな!何すんだよ!」

 

「私は勝利の仕事を恥ずかしいと思ったことなんて一度もないよ!
お客さんみんな幸せそうな顔してるよ。そういう勝利を誇りにすら思ってるよ!」


勝「…じゃあなんで、なんで彼氏じゃないって言ったんだよ。この前」


「そ、そっちがはっきりしないからじゃん!
私だけが好きで、勝利はそんなつもりじゃないんだろうなって。
好きだとも付き合おうとも言ってくれないし。なんか生殺しみたいな毎日じゃん。
それなのに、この人は彼氏ですなんて言えるわけないじゃん!」


私はそう言い放ち、スウェットとサンダルのまま家を飛び出した
少しして振り返ったが勝利は追いかけて来ない

きっとめんどくさい女だと思われた
彼に居心地の良さを提供できなくなったら、私たちの関係はおしまいなのに…
それに、勝利の気持ちがさっぱりわからない

 

 

息を切らし、橋に着くとそこにはなぜか勝利が立っていた
あたりはまだ薄暗いが、そこだけスポットライトに照らされているようだ
行き交う車は、彼の髪を煽り、その度に上品な横顔が露わになる

私は映画かドラマの中に迷い込んだ場違いの観客だった

少しでも近づきたくて、背伸びして頑張ったけれど、
やっぱり勝利と私は住む世界が違う
見えないけど、私たちの間には、確実に大きな壁があるんだよ

 


「…なんでここにいるの?追いかけて来なかったはずなのに」

 

勝「お前ワンパターン。なんかあるといつもここじゃん。

それから言わなかったけど、ここ通り抜けた方が、ずっと近道なんだよね。

だからお前より早く着いた」

 

「ちょ、早く言ってよそれ」

 

勝「わざとかなって笑」

 

「そんなわけないじゃん!バカ!」

 

勝「冗談だって笑 …あのさ、俺は、めんどくさいのはごめんなんだわ」

 

「知ってる…」

 

勝「正直お前はめんどくさい」

 

「…わかってるってば!もう言わないでよ!」

泣きそう、バカ、泣いちゃダメ、もっとめんどくさくなっちゃう
物語の結末がバッドエンドだとしたら、これは確実にお別れのシーンだ


勝「でも、もっとめんどくさい奴がいて…」


「…へ?クラブのお客さん?」

 

勝「違う…」


「誰?」

 

勝「…お前のことを好きな俺…]


「え、え…っ!?」

 

勝「今日お前が店に来たら…すげぇ会いたくなって。
でも冷たくした手前、気まずくて、色々考えてたら飲みすぎてた」

らしくない、頭を垂れて、彼はポツリと言った

 

勝「自分がめんどくさくて吐きそうだわ。いや、吐きそうなのは酒のせいかな」


そう言うと、私に彼の吐息が吹き込まれる
勝利の味は媚薬なの

胸のあたりで溶けて熱くなる

 


「勝利、この物語はハッピーエンドなの?」


空は明るみを増し、夜明けを告げている

 

「うん。当たり前じゃん」
彼は耳元で確かに呟いた

 

あの夜を思い出していた
まさに特攻だった
彼に抱かれて女になったあの夜の事を
欲しくて欲しくてたまらなかった彼の体温を知ったあの夜の事を


今この瞬間も夢じゃありませんように、そう何度も願った

 

 

部屋に戻ると、開け放たれたカーテンの事も忘れ、深く深くベッドに沈みこんでいく

鳥の声が日差しを運んでくる

 

もう暗闇は私たちを隠せない
決意を感じさせるような朝だった

 

時々、自分でもびっくりするくらい大きく声が漏れてしまう

勝利しか知らない私の体は、もう他の人じゃダメなんだよ

 

勝「もっと聞かせて?俺はお前の体の事、知り尽くしてるからね」

ニヤリと笑みを浮かべ、彼は言った

 

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おまけちゃん☆彡

 


「1回くらいちゃんと『好きだよ』とか『愛してるよ』とか言ってくれてもいいんじゃないの?」

 

勝「やだよ」

 

「なんでよ?お客さんにいっつも言ってるでしょ。今さらもったいぶらなくたって」

 

勝「…だから嫌なんだよ」

 

「はぁ?」

 

勝「はぁ?じゃねーよ笑 

他の女に散々言い尽くした言葉で本命に気持ちを伝えるなんて、
俺のポリシーに反するから。
ってか、好きでもない女の味噌汁なんか毎朝飲めるかよ!言わなくてもわかんだろ!」

 

「ほ♡ん♡め♡い♡(ニヤニヤ)」

 

勝「一部だけ拾うな!」

 


おしまい☆彡